神奈川県行政書士会川崎北支部の支部長を務めております、大田明博と申します。この度は当支部のＨＰを閲覧頂きありがとうございます。

我々行政書士は行政書士法に規定された国家資格者であり、その名の通り、行政と国民、市民の皆様の間をつなぎ、「国民の利便に資すること」そして「国民の権利利益の実現に資すること」が求められております。

　その行政書士制度は令和３年に７０周年を迎え、当支部の歴史も支部発足から４５年を迎えようとしています。長年にわたり、国民、市民の皆様のお役に立つことで、これだけの歴史をつなぐことができたと感じております。

さて、私事ながら、私は平成２３年に川崎市多摩区で開業し、１０年にわたって、行政書士を続けております。その中で感じたことは、日本にはあまりにも多くの士業があり、そのそれぞれの士業がどの役割を果たしているのか、一般の方にはなかなかわからないまま、どこに相談すべきかわからず、その問題に取り組むことができない方がたくさんいらっしゃるということです。

また士業に相談となると、何かと取りつきにくいイメージがあり、なかなか最初のご相談がしづらいともお聞きしています。

当支部の取組においてはその取りつきにくさを可能な限り取り払い、何処に相談すればわからないときにはとりあえず行政書士に相談してもらいたい、その上でどの分野の士業を利用すべきか、行政書士に聞けば分かる、といった形で一般の方にとっての士業の案内役のような役割を果たせる行政書士を増やしたいと考えております。それと同時に行政書士の専門分野においては、日々研鑽を積み、法改正や制度改正だけではなく、社会情勢の変化にも即座に反応し、行政手続きだけではなく、遺言、遺産分割協議書、契約書の作成などの民亊法務の分野で国民、市民の利便性の向上に取り組むことは必須です。

当支部にはおよそ３００人の会員が在籍し、神奈川県内でも３番目に大きな支部として、皆様の様々な課題に対応できる会員が必ずいるものと考えております。

どこに相談していいのかわからないときはまずは行政書士に聞いてみることをお勧めいたします。

※行政書士はその業務を行うことが他の法律において制限されているものについては、業務を行うことができませんが、お話を伺って適切な専門家に引き継ぐことは可能です。